チサタイムラー

世の中の疑問や謎を感じたままを綴る

【2番目に多いミネラル、リン】

窒素やカリウムと共に
肥料の3要素の一角をなす
『リン酸』


体内においてはカルシウムに次いで
2番目に多く存在するミネラルだそうですよ。


その存在量は
体重60Kgの人で約700g

およそ
1.2%も存在します。


体内でのリンの使われ方は
主に『歯』『骨』


一番摂取量の高い
カルシウムと結託して
『リン酸カルシウム』として
利用されています。


基本的には
歯や骨なのですが、

一部では
『神経』『筋肉』にも
利用されているとか。


そして意外にも
こちらの役割の方が
生命維持には大事だったりします。


というのも
細胞膜を構成している物質が
リンだからです。

リンがもし欠乏すると、
遺伝子すら機能しなくなり
生命が維持できなくなってしまいます。


そんなリンの必要量は
1日1.5g。


基本的な食品には
必ずと言っていいほど含まれているので
普通に食事していれば
欠乏症になることはまずありえません。

リンを摂取しようと
頑張らなくても問題なさそうです。


【怪談に欠かせない脇役】

怪談に欠かせない脇役、
と言われて思い出すモノありますか?


丑三つ時の深夜の墓場。

人気がない暗闇の中で
何故かゆらゆらと
おぼろげに光る青白い炎。

鬼火ともよばれる怪現象。
 これ、一説では
死体から抜けたリンが
空気中で発火した現象だと言われています。

まぁ、
土葬が主流だった昔なら
確かに体内から放出した何かしらの
物質に着火することありそうですよね。

でも今は火葬。

まず墓場で
鬼火が出ることはなさそうです。


ちなみにリンは、
食物繊維やお米の外皮にある
『フィチン酸』と結合しやすく、
それがあると吸収が妨げられてしまいます。


よって、
菜食主義の方はリン不足に
お気を付けくださいね。