歴代在任日数1位の最長政権が終焉した。
安倍養護とヨイショで生計を立てていたであろうネトウヨの方々は
これから再就職が大変だろうが、
国民にとっては長きにわたる暗黒時代を抜け
新たな時代の幕開けとなる輝かしい明日が待っていると期待したい。
ただ安倍総理の辞任で、これまで積みあがってきた疑惑と事件が
全てチャラになるわけではない。
少なくともこれだけは事実解明してもらいたいと強く要望する
事案を取り上げてみると・・・
第一に『加計学園』疑惑である。
これまで賄賂や癒着で多くの政治家が疑惑のやり玉に挙がってきたが
この加計問題だけは少し毛色が違う。
なぜなら、あからさまに「友人」それも「大親友」との癒着だからだ。
ここまで近しい人物と総理の疑惑というのは聞いたことがない。
そして誰もが疑問に思うあからさま過ぎる設立方針の変更点。
地元の愛媛県知事からの要求をも跳ねのける加計氏の太々しい態度。
税金が投入されている以上、疑惑解明をしてもらいたい。
第二に『森友学園』疑惑
誰が見ても昭恵夫人が関わっていることは明らか。
それとこの事件では近畿財務局・赤木俊夫氏の自殺という事件まで起きている。
かつて「人命は地球よりも重し」と言ったトップもいたが、
安倍政権下ではクズ同然に切り捨てられる程度にまで軽んじられた。
本当に安倍夫妻が関与していないのなら
黒塗りの資料をすべて開示するだけで疑惑は晴れる。
簡単なことなので疑惑解明に動いてもらいたい。
第三に『桜を見る会』疑惑
こちらも名簿や領収書などをかき集め、公表するだけで解明できる問題である。
総理枠によりどんな人物が招待されたのか、
イベント運営を請け負った企業はどこでいくらで請け負ったのか、
普通なら提出されるのが当然の資料が出てきていない。
それに口止めを強要されていそうなＡＮＡホテルなどへの調査。
これも 簡単なことなので疑惑解明に動いてもらいたい。
第四に『黒田検事長』疑惑
つい最近の事案で、安倍政権の支持率急落の要因になった事案。
安倍政権のタガが外れ、圧力から解放されたので
現・検察庁には大手を振って事実解明に努めてもらいたい。
国民の信頼を勝ち取るのは今からでも遅くはないと期待する。
第四に『河井夫妻選挙違反』問題
証人数がこれほどまでにいる事件そうそうないくらいの巨大疑惑。
政党給付金は税金なので金の流れをしっかり追求してもらいたい。
検察もこれほどの証人がいて、無罪というわけにはいかないだろう。
来年初めまでかかるかもしれないが、着実に解明してもらいたい。
第五に『閣僚更迭』問題
本来ならそれぞれ別事案なので個別に記載したいところだが、
在任中に10人もの閣僚が辞任したというのは前代未聞。
・小渕優子経産相、政治資金規正法違反事件
・松島みどり法相・うちわ配布選挙違反事件
・西川公也農水相 ・違法献金事件
・甘利明経産相・UR口利き事件
・今村雅弘復興担当相・福島舌禍問題
・稲田朋美防衛相・日報隠蔽疑惑
・江崎鉄磨沖縄・北方担当相・舌禍問題
・桜田義孝五輪担当相・舌禍問題
・菅原一秀経産相香典選挙違反事件
舌禍問題以外の疑惑究明を進めてもらいたい。
第六に『アベノマスク随意契約』疑惑
本来、随意契約の場合は資料の即時公開は可能である。
そのための随意契約なのだから出せない理由はまずありえない。
契約に至る経緯だけではなく発案までの経緯も含めて
疑惑解明に努めてもらいたい。
とりあえず、まず手始めとしてこれらの疑惑を解明したのち、
小さな事案を引き続き訴追してほしいと願う。