チサタイムラー

世の中の疑問や謎を感じたままを綴る

本日のツイッタートレンドで

「菅首相の教養レベル露見」

という語彙がトップに躍り出た件

 

このトレンドは静岡県の川勝知事の発言で

今話題となっている「菅政権の学術会議推薦拒否問題」に

起因するトレンドです。

 

このトレンド、

一見すると菅総理の教養が低いという内容かと思いきや

ツイートのほとんどは発言した川勝知事への批判文面がズラリ!

 

特に気になったのは

「この発言は菅首相へのイジメだ」とか

「川勝知事を擁護するツイートで菅総理が死に追いやられたらどう責任をとるのか」

などという意見を挙げている方々

 

正直に言って、菅ファンの教養のなさこそ疑いたくなります。

 

そもそもイジメというのは権力者や力を持つものが、

自分より下位の者に行う行為であり

現在の日本のトップである総理大臣には適用されないものです。

 

ドラえもんの世界で言えば

のび太がジャイアンに文句を言っている姿を

のび太がイジメているように思うかどうかです。

 

ある意味、地方の一政治家が

時の最高権力者に苦言を呈している姿を

どう見たらイジメているように見えるのか不思議

 

それに今回の川勝知事の発言は

学術会議推薦者拒否に対する政府答弁が

「総合的」とか「俯瞰的」とかいう

あまりにも具体性に乏しく抽象的内容だったことに起因するもの

 

この抽象的な説明で

「なるほど、納得だ」

と思えた人は、むしろ国語読解力がないと言わざるを得ません

 

例えば何らかの裁判で、裁判長が

「総合的、俯瞰的に見て彼は有罪(もしくは無罪)だ」

と言って納得する被告や原告はいますかね

 

明らかな説明不足であり

もしこれで説明責任を果たしたと思っていたならば

川勝知事の言う通り「教養のなさが露見」しています

 

現に国会というのは国民の生活を左右する大事を決定する唯一機関

時の政権のあまりにも疑問符の付く発言や行動、政策決定には

納税者として追求するのは当然です

 

私たちは国から納税の義務を強いられている反面、

三大権利(教育、参政、生存)や

自由権(精神、身体、経済)が与えられています。

 

特に精神的自由に含まれる「表現の自由」が

安倍政権時代から侵されつつあるように感じます

 

表現の自由は「優越的地位の者に対して発言できる権利」であり

フランス人権宣言でもアメリカ合衆国においても

早い時期から確立された近代権利です

 

ところが教養のない方々は

この優越的地位の方々に対する下位の者の発言を

ねじ伏せようと躍起になっています。

 

それはジャイアンが力ずくでのび太を虐げているようなもの

 

どちらが民主的でないか自ずと分かるものですが

何故か政権側サポーターの方々は

これをねじ伏せようと集団で襲い掛かります

 

政権側サポーターの方々は自身を民主派と思い込み

反政府発言者を中国・韓国擁護者と思っているみたいですが

やっていることは共産主義的強硬思想ですよね

 

ちゃんと勉強された方が良いかと感じます。

 

とどのつまり、

菅首相に対する川勝知事の発言は

優越的地位からの発言には当たらず

単なる文句であり具申の程度でしょう

 

個々の意見に対してそれをねじ伏せようというのは

「表現の自由の侵害」に他なりません

 

もし自分の意見を人に押し付けたかったら

立候補すれば良いかとおもいます。

 

そして、議会の場で堂々と討論すべしです

 

まぁ、立候補する勇気も覚悟もないから

反政府発言に対していちいち噛みつくのでしょうけどね・・・

 

川勝知事にかみつく前に

菅総理に説明責任を求め、

ちゃんと納得する説明がなされてから

川勝知事に文句を言ったら良いのではないでしょうか

 

まぁ、逃げ腰内閣にはあまり期待できませんけど・・・

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