チサタイムラー

世の中の疑問や謎を感じたままを綴る

本日で安倍総理の総理在任日数が2799日目となり、

佐藤栄作氏を抜いて在任期間歴代1位となった。

 

しかし、この記録に満足する国民は果しているのだろうか。

もしいるとしたら余程のお人よしか

ただの安倍晋三ファンだけであろう。

 

モリカケ桜という疑惑問題には全て背を向け、

丁寧な説明どころか言葉すら噤む徹底ぶり。

 

在任期間中に更迭、解任された閣僚10人という記録も

同時に歴代最多で堂々の1位だ。

 

その他、黒田元検事長のようなごり押し人事、

説明不足の防衛費増額と、沖縄基地移設問題、

アベノマスクなどの不明瞭な税金使途、

利権業者すら無計画性に困り果てる「Go to キャンペーン」など

通常の政権なら上記のどれか一つでも引っかかったら

総辞職ものの愚策ばかりが連なる。

 

今頭に浮かんだだけでもこれだけの愚策があるのだから、

ちゃんと紐解いていくとどれほどの愚策が山積するのか測りかねる。

 

かつての佐藤栄作や 田中角栄、 中曽根康弘、小泉純一郎などの総理経験者は、

国民との約束は最低限果たし、そのうえで長期政権を築いた。

 

しかし、歴代1位となった安倍政権はどうか。

 

野田政権からバトンタッチした約束事の「議員定数削減」は

早々に反故にしただけではなく、議員数がさらに増えるありさま。

 

北朝鮮拉致被害者問題などは、やってるアピールはするものの

これまでの政権に比べると何もしてなかったに等しい。

 

デフレ脱却といいつつ、貴重な年金を投資して株価を上昇させたものの、

海外の圧力や情勢変化で簡単にぐらつくガラスのような変動。 

 

戦後最大の好景気が続いているとはいうものの、

国民の誰もがその実感を味わうことなく終焉してしまった。

 

これらは実質経済の底上げには真剣に取り組んでおらず、

株価という目で見て分かりやすい部分だけに着目した

愚策というほかない。

 

その割にはSNSなどの対策には力を入れ、

不都合なツイートに対しては軒並みデリートするという

まるで中国共産党のような手法に恐怖すら感じる。 

 

知識不足のアベガーの方々や、高市早苗議員はかなり誤解しているようだが、

思想の自由は憲法で保障されており、

どのような思想がSNSに投稿、マスコミで報道されようとも

それを否定する権利は誰にもない。

 

また言論の自由も保障の対象であり、

人を中傷誹謗する非人間的行為以外の発言に対して否定する権限は誰にもない。

 

知識不足の方々や高市早苗議員は、

「安倍総理を貶める発言はいかがなものか」と、

名誉棄損や侮辱罪をやり玉に出すが

本来、言論・表現の自由は権力者に向けられる弱者の権利であり、

権力者が有するものではない。

 

これは考えれば簡単に分かることで、

権力者は場所や時間を問わずに勝手に発信したい内容を発信できるが、

弱者は基本的に自由な発信できないから弱者なのであって、

権力者側が言論・表現の自由を口にすること自体、

この憲法の本質を理解していない薄学者と認識できる。

 

少なくとも不都合なSNSを削除するような検閲はいかがなものだろうか。

 

とある番組で黒田検事長問題を取り上げた番組のツイートが、

30分丸ごと削除されるという光景に出くわしたことがある。

 

これほどの大掛かりな取り組みは政府等が関与しないとできないのは明白だ。

 

憲法改正についても安倍総理が実施したい憲法改正は

防衛に関する記述部分だろう。

 

これに関してももし、石破茂議員などが加われば、

憲法など改正しなくても国防できる思案や腹案は存在する。

第三の道がある以上、むやみな憲法改正論議はいかがなものだろうか。

 

健康状態にも不安がある以上、

これ以上の総理在任を望む者はいない。

 

立つ鳥跡を濁さず

 

散々、国を私物化した政権に贈る言葉ではないが、

歴代1位となった今が引き際である。

 

後任にバトンタッチすることを望む。

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