チサタイムラー

世の中の疑問や謎を感じたままを綴る

【風邪の概念】

病気で寝込むとその原因を突き止めたくなりますよね。

 

そして病院に行って、

お医者さんに症状を自己申告して、

診察してもらい、結果を報告される・・・

 

これがコロナ禍の前までの当たり前すぎる日常でした。

 

ところが最近では、

いつもなら診断結果で残念な気持ちになる病名でも、

「新型コロナ陽性」という結果以外なら

まるで『当たり』を引き当てたような気持になっている人が多々います。

 

それこそ「ただの風邪ですね」という診断だったら

ガッツポーズなんてことも・・・。

 

ところでこの『風邪』っていったい何?

 

医者の知人に聞いたところ、

「風邪」という診断結果は医者的には

「何の病気なのか分からない」

と言っているようなものだそうです。

 

言うなれば「自分の知識外のことなのでお手上げです」と

白旗を振っている状況だとのこと。

 

それにもかかわらず患者は「風邪です」という診断に

安心して帰ってくれる。

 

医者としてはとても有難い話だということでした。

 

ちなみにその「風邪」という症状の20%は

『コロナウィルス』とのことです。

 

つまり現在蔓延している新型の前までは、

ごく一般的に私たちの生活の中に溶け込んでいた

極めて普通のウィルスだったようです。

 

ではこの普通のウィルスを怖がりはじめ、

都市封鎖、経済封鎖まで追い込んでしまった原因はどこにあるのか。

 

それは政治家やマスメディアの

『無知』が誘発させたとしか言いようがありません。

 

本来なら

「ちょっと強烈な風邪菌が今年流行し始めるようです」

くらいに収めた情報で良かったものを

『感染=死』を連想させるような物語にしてしまったことがそもそもの原因。

 

罹ってしまった方はそれこそ大変な苦痛を強いられることになりますが、

それは風邪を拗らせた肺炎のようなもの。

人により軽傷で済むこともあれば肺炎という重症に発展することなど

珍しくはありません。

 

【熱中症の方が怖い】

今年はコロナ禍なので外出を控えている人が沢山います。

 

それに輪をかけて、全国軒並み35度を超える猛暑日が蔓延。

中には40度を超える酷暑日を迎えた地域もありました。

 

ちなみに今年の8月23日までの熱中症患者数は

4万8千人を超え、死者数も既に100人に迫ります。

 

また例年のインフルエンザ患者数は1000万人。

死者数は3000人ともいわれています。

 

これを今回のコロナと比較すると、

患者数は現時点で6万4千人超、死者数は1200人超です。

 

確かに致死率は高そうですが、

インフルエンザに比べて検査数が格段に低いので比べようがありません。

 

もしインフルエンザと同じ検査体制があれば、

100倍くらいの患者数に上っていることは想像できます。

 

とすれば、インフルエンザでの致死率とさほど変わらなくなります。 

むしろ熱中症の方がかなり恐ろしいくらい。

 

それにコロナを恐れるあまりやり過ぎている消毒のほうが、

よっぽどコロナを増殖させているように思えてなりません。

 

 

【菌との共生】

そもそも地球上には約750万種を超える生物が生息しています。

そのうち私たち人間(ホモサピエンス)や猿、象などの哺乳類

蛙やワニなどの両生類に、鳥類、魚類などの動物、

花や木や作物などの植物を合わせても約125万種と言われています。

 

では残りの約600万種は何かというと

それは「菌類(ウィルス含む)」です。

  

目に見えるキノコなどもしかり、

大抵は今回のコロナウィルスのように目に見えない極小のものばかり。

 

ちなみに土壌には片手でつかみ上げられる土の中に

1兆個を優に超える土壌菌が生息しているし、

私たちの肌1㎠の中には50万個、

身体全体では100万種を超える菌が存在しています。

 

つまり私たちの体内、体外にも日ごろから無数の常在菌が存在しています。

 

この常在菌が本来ならば

インフルエンザウィルスやコロナウィルスなどを退治して、

体内に侵入しないように防波堤となってくれています。

 

でも最近はどうでしょう?

 

新型コロナを恐れるあまりに

お店の入り口で消毒薬を手にベトベトつけて

常在菌を自ら退治。

 

外からの悪い菌を退治してくれる常在菌が

肌表面からいなくなってしまいました。

 

これでは新型コロナウィルスだけではなく、

黄色ブドウ菌などの普通の生活圏にいる菌ですら呼び込むようなもの。

 

コロナという病気にかかる前に普通の病気で

死に至る病を引き起こしてしまいそうです。

 

もし、本当の意味での「ウィズコロナ」を叫ぶのであれば

「菌との共生」を考えなくてはいけません。

 

決して菌を殺す「殺菌」の手法ではなく、

共生という「不活性化」の道です。

 

基本的にウィルスなどは「不活性化」すれば

自ずとその数を減らしていきます。

『ゼロ』にはならずとも、

数が減れば症状として現れるような病気には至りません。

 

不活性化の最たる現象は「無症状」

 

つまり、無症状の状態こそが共生そのものなのです。

 

正しい知識で、正しくウィルスと向き合えればと思います。

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